Others

食べ物を粗末にしすぎなアメリカンドラマに片桐はいりを想う

もう見てられないぐらい。片桐はいりだったら発狂している。なぜこうも簡単に食べ物を捨てるのか、アメリカの人たちは。

昭和生まれの私は小さいころ、お米を粗末にしたら目がつぶれる、と言われた。60歳手前の今でも、いや、歳を取ったからこそかもしれないが、お米の粒が残っていると綺麗に食べないと、とか、こぼさないように、とか神経を使う。そういうおばあちゃんの教え、みたいなのは呪文のように骨身にしみこんでいる。振り返ってみると、幼少時から大人たちに諭されたフレーズの中で、お友達と仲良く、とか、公共の場所では静かに、みたいなのとは違い、ばちがあたる、とか神さんが見たはる、とかには言霊があるのか、ものすごく効いている。

アメリカにはそういう感性がないのか、ドラマだから大げさなのか、食べ物を粗末にするシーンがたびたび出てくる。グリーのレイチェルは顔にスラッシーをかけられる。それも校内で堂々と。それを間近で見てるシュースター先生も、君だいじょうぶ?と、いたわるだけ。いやいやいや、かけた奴をつかまえろや。いじめもさることながら、飲み物やん。さらに廊下がジュースびたし。ロッカーもねちねちになる。それも一回じゃない、何人も何回もこのシーンが出てくるのが笑えない。日本のテレビだったらありえない。そりゃちょっとはドラマだからで大げさなんだろうけど、まるで笑えない。

ビッグバンセオリーでは、シェルドン達はいつもテイクアウトを食べ、昼は学食のシーンが出てくる。学食とか定食屋が大好きな私だが、どうも食欲のわかなさそうなプレートではあるけれども、簡単に食べ残しを捨てる。残飯だとか、飲み残しだとか関係なし、トレイ以外は全部ごみばこに行く。なんならトレイが入ってても仕方ないぐらいの勢いで、全部捨てる。ちょちょちょーーっと、包んで持ち帰ります、という気持ちが出てくる。毎度毎度のテイクアウトのゴミも相当な量だろうけど、残った分はラップして、とか、、してないよね、多分。

グッドドクターでも、ショーンはサンドイッチにピクルスが入っている、というだけで、夜勤あけの腹ペコ設定でも、ゴミ箱にあっさり、サンドイッチまるまる捨てる。苦手なものがあったって、それだけ捨てたらいいやん。お医者さんだから救急の呼び出しがくると、コーヒーもドーナツも全部捨てる。もう次から次へと捨てていく。夜中にもったいないおばけが出る、と教えられた日本人には考えられないシーンが目白押し。テロップでスタッフで美味しくいただきました、と出してもおいつかないレベル。

片桐はいりさんは、食べ物について、粗末にしてあると、たまらなく悲しくなって、大学受験の国語の問題文で、食べ物をないがしろにしている物語にあまりに悲しくなって問題も解けず、そのまま試験が続行できなくなった、と書かれていた。わかる。

私は貧乏性ともったいないとの気持ちから、残飯は極力出ないように工夫している主婦だ。子供が小さいときは、子供の食べ残しを食べてから自分の食事をしたし、今でも冷蔵庫に残った古くなったものから食べるし、少々傷んだ野菜もアレンジして料理する。家族は嫌がるだろうから、見た目の悪いところは自分の皿に取り分けておく。

アメリカンスタイルはまず、量が多い。大きなグラスに飲み物を注ぎ、大きなポーションで一人前をよそう、大きなボウルにスナックをいれ、、、まさかそれ全部一回で食べないでしょう?とストーリーよりもそっちの方が気になる。スナックなんて食べる分だけで、あとはパチンと洗濯ばさみで止めといてくれ、と思う。あんな大きなボウルにポップコーンいれたって、残すでしょ?湿気っちゃうでしょ?私はポテトチップスは箸をつかって食べる。たかがお箸、されどお箸、チョップスティックの使い方を日本人から学ぶそんなことを感じながら異文化に魅せられている。

食べ物を粗末にしすぎなアメリカンドラマに片桐はいりを想う はコメントを受け付けていません