ネコを初めて飼う人は、キャットフードと木質ペレットトイレの次に洗濯ネットが必須です
ネコを飼って、へぇー、っと驚いたことが沢山ある。自分が独身の頃、実家で飼ってた2、30年前とは違い進化していることも多い。特にネコトイレについては進化している。昔と違い、猫は完全室内飼いが基本なので、締め切った部屋にトイレの臭いをこもらせない工夫はありがたい。昔はネコを飼ってる、と言うと、あのツーンとした猫のおしっこの臭いがついてまわった。しかし、科学技術の、素晴らしいこと。もう猫のトイレといえど臭いのが当たり前ではなくなっている。
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そんな色々な気づきの中、知って損はしない便利グッズが洗濯ネットです。
何に使うの?
ネコを入れるのです。
もちろんネコを入れて洗濯するわけではありません。当たり前。ネコを病院に連れて行く時に入れてやるのです。
ネコに限らず、ペットを病院に連れて行くのは大変なことだ、とは想像していましたが、コレが洗濯ネットで本当に楽になるんです。
保護猫が我が家に来て数ヶ月、去勢避妊手術の時期になりました。「キャリーはありますか?無ければお貸ししますよ」という里親さんの言葉に甘え、私はキャリーを当日間に合うようには手配しなかったのです。是が非でも必要だったのです、今から思えば。なのに呑気に構えていた私は、
可愛いケージがいいな
と、ネットでしか買えないタイプを選択したのです。コレが買いに行けるお店があれば良かったんだけど、手術当日に間に合う可能性の低いことが分かっていながら、ま、今回は貸してもらうからいいか、と可愛いカゴケージを買うことにしたのです。
借り物のケージを子ネコたちがあれほど嫌うとは思っていませんでした。家のピンポンがなり、念のため里親さんには家に上がってもらわず、私がケージを借りて家の中に入り、子猫たちをおさめたら、お渡しする、という流れでした。ほんの数日前に知らない人が家にあがるとネコたちが激しく怖がったことがあったからです。しかし、、
ねこの勘恐るべし
ねこたちは悟るんですよね、何か自分たちにされる、って。もう暴れたのなんの。特にオスは家中を駆け巡り、くさーい何かを放って、最終、パソコン裏に隠れたところを息子が首根っこをつまんで洗濯ネットに入れました。
里親さんから預かってたのは二つのキャリーと二つの洗濯ネット。受け取った時、へ?ねこをネットに入れる??何故??でした。結果、一つのキャリーにメスをそのまま入れ、もう一つのキャリーに洗濯ネットに入れたオスを入れ、
「怖くないから、すぐ明日帰ってくるから、ごめんよ、ちょっとの間我慢ね」
と声をかけて里親さんに託しました。
その時、私はすごく申し訳ない気持ちでした。二匹は不安になるだろうけど、一緒のケージに入れて運んでもらえば少しはマシだろう、と考えてたのに、二匹はバラバラのキャリーなのです。いや、ねこはそんなの気にしないよ、と言われるかもしれないけど、見知らぬキャリーに一人で入れられるのと、仲間の暖かさを感じながら二匹で入れられるのとでは、不安度が違うと思うんです。
ポカンと広くなったリビングで、暴れた場所を片付け、掃除して家族みんなドキドキ興奮状態でした。そうでなくても手術することは人間の都合でするんです。家に閉じ込めておくのも人間の都合。せめて気持ちよく送り出してやれたらよかったのに。その晩はそのことばかり考えて、可哀想なことをした、と自分を責めました。あと何時間、あと何時間、、指折り数えていました。
キャリーは用意しておいてやるべきだった。近所のホームセンターならすぐに手に入ったのに。とりあえずのもので良かったんだ。キャリーさえ用意出来てたら、もっと気持ちはスムーズだったはずです。ネットで注文したキャリーは翌日届きました。あぁ、あと一日早かったら、、。
帰って来た時は本当に嬉しかったです。あぁ良かった帰って来てくれてよかった。
ひと月過ぎて抜糸の日が来ました。そこで私はまた新たに学ぶのです。前回のことがあったのでキャリーに入れることは何の苦労もありませんでした。可愛いキャリーは日頃から猫ベッドとして大活躍。慣れ親しんだキャリーに閉じ込められることは全然暴れませんでした。さらに今回は私の運転で病院まで行くので里親さんに預けるタイムロスもありません。準備万端、と病院まで行くと、先生の一言、
キャリーの中の子は洗濯ネットに入ってますか?
??いいえ
中の子が病院に着くまでの間、キャーキャー不安がってないていた、ということを聞いて、怒ってる子ならキャリーを開けた途端にとんでもないことになる可能性があるよ。洗濯ネットに入ってたら大丈夫なんだけど。と先生は言われました。
洗濯ネット、、、
今度はバッチリ、とはるばる車で来た私は少し途方にくれました。せっかく来たのに、やめといた方がいい、と言われるのです。すると先生が、
洗濯ネットに入れてやるとね、ねこは隠れてる、って思って安心するんですよ。
!!!
マジかー!!そういえば里親さんは病院に行く時は洗濯ネットに入れてね、と言われてたんです。でもそれはキャリーに入れてね、という意味だと思い、私はカゴにさえ入れて運べば良いんだと勘違いしてたのです。道中、不安げになく子に、病院に着いたら先生はどうやってこの子たちの抜糸されるんだろう、暴れさせたりせずに、先生は慣れてるのかしら、、とぼんやり考えていたのです。
出直しますっ!
そこから私はグーグル!100均を探し、目指しました。
ダイソーhttps://www.daiso-sangyo.co.jp/
お目当ての洗濯ネットを二枚ゲット、車の中でカゴの中の二匹にスポッとかぶせました。これはびっくりするほどスムーズでした。往きしにギャァギャァないてたのに病院に着いた途端、カゴの中にうずくまって静かになってたからです。やっぱり何か察知してたんでしょうか。カゴの中にはフリースを二枚いれておいたのでまずフリースを体全体に被せ、その上から洗濯ネットを覆って体ごと入れ、ファスナーを閉めました。二匹ともうつ伏せで固まっていました。震えてたのかもしれません。
また怖い思いをさせてる、、
焦りましたが、これで大丈夫。病院へ再び向かいました。病院では洗濯ネットごと台にのせ、ファスナーのある方をお尻側に回して、先生はそこから手を入れてパチン、っと糸を外してくれました。メスは仰向けに、オスはうつ伏せに。前足は私がおさえました。続いてワクチンの二回目はネットの上から注射器でチクン。なきもしないし動きもしない。そのまま家まで大人しくしてました。
洗濯ネットでこんなに安心する、、
こんな安上がりで簡単に安心させてやれるとはビックリです。洗濯ネットは大きいのがいいかしら、目が荒いのがいいかしら、と迷って買いましたが、猫が余裕で入って、目は細かい方が見えなくて安心するかな、と選びました。
次回、病院に行く時は、家でフリースなど毛布にくるんで洗濯ネットに入れ、キャリーに入れます。それだけで大人しく安心して病院に行って帰れます。