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太宰治の“正義と微笑”の読書感想文 Right and Smile by Dazai

ツイッターで話題になっていたから手に取りました。Twitter tells me this novel.

『太宰治の猿ヶ島とスピッツのエスカルゴ』はこちら→https://alajaponais.com/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%84%9f%e6%83%b3%e6%96%87%e3%80%81%e5%a4%aa%e5%ae%b0%e6%b2%bb%e3%81%ae%e7%8c%bf%e3%83%b6%e5%b3%b6%e3%81%a8%e3%82%b9%e3%83%94%e3%83%83%e3%83%84%e3%81%ae%e3%82%a8%e3%82%b9%e3%82%ab

太宰治https://ja.wikipedia.org/wiki/太宰治

大体が、太宰治の作品には言い回しにチラッとセンスが光る。例えばツイッターで引用されていた一部、入試問題で使用されていた一部、おそらく私と同じように、その言い回しに、お、と思い使われているのではないか、と思う。国語のテキストに出ていた太宰治の“清貧譚(せいひんたん)”は、A tale of honorable poverty (Seihintan) is also happened to know in the text.

「いいお天気ですね。」と言つた。
「いいお天気です。」才之助も賛成した。

この箇所だけで、続きが読みたくなった。

ま、好みなんでしょうけど。ちなみに、ツイッターに紹介されていた“正義と微笑”は、主人公、芹川進くんが通う中学の英語の先生のセリフだ。最後の授業で先生は生徒たちに言葉を贈る。Susumu is 16 years old. He starts writing a diary. His teacher gave him the following speech.

〜日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。〜学生時代に不勉強だった人は、社会に出てからも、かならずむごいエゴイストだ。〜全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。〜勉強しなければいかん。〜生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。〜真にカルチベートされた人間になれ!Study! You may think it is nothing to do with your future. But they make your character. If you don’t you will be egoist. Even if you forgot everything your study, a small handful of gold still remains. You have to study. Don’t mind if it is useful or not. Be cultivated.

学生時代を経て大人になるとわかるけど、案外大人になっても、学生時代の自分と比べて目覚ましい成長はとげていないもの。そのくせ、若者を前にすると、一つ君らよりもずっと上の人間なのだよ、私は酸いも甘いも経験したから知ってます、という顔で説教をたれる。

これは格好悪い。

だからこの先生のように、上から目線ではない、対等の言い方をされ、年長者が少しだけ先に経験して知っていることを、年少者が時間を節約出来るように、と贈る言葉は響く。

この小説は16歳の男子の日記だ。50年前の出版だが、今で言うブログ。読み終えるのに2、3時間かかります。笑える箇所も多いけど気になった箇所が一点。This is written 50 years ago. I took 2 and a half hours. This is just a blog by 16 years boy. One more point,

四十くらいの婆さんOld lady around 40

Make justice with smile! 微笑もて正義を為せ!

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