母の日のプレゼントは23区のブラウス一万円分をメルカリで
誰かへのプレゼントをメルカリで調達するのは失礼な話。だが私と母の間柄ならギリ許される。とはいえ、前もって、こんな感じのどうかなーって打診はしておいた。
母は23区が好き。サイズは38。ボーダーなどストライプが好き。水色が好き。そのあたりで絞って検索すると4枚が8000円で買えた。追加でAmazonで一つ評価の良い水色の半袖ブラウスを選びトータル一万円分のセットが仕上がった。
23区はブラウス一枚で10000円はくだらない。多分キャミソールぐらいしか買えないと思う。そこへいくと、メルカリは有難い。それほど傷んでいない、ほぼ新品か、というようなのが90パーセントオフで手に入る。ただしリスクも大きい。たとえ思ってたのと違っても評価は良い、につけることにしている。期待してはいけないのだ。相手も素人。こちらも素人。ちゃんとした手厚さが欲しかったらお店でかえばいいのだ。メルカリのオークションはヤフオクのような自動入札システムじゃない
ひと昔前の母なら、ありがとうは言わない。代わりに、無駄遣いして、と言ったかもしれないし、誰かにあげよう、としたかもしれない。それが照れ隠しだったり、素直に喜べない昭和の母だと納得するには時間がかかった。自分も母になったから子供側の気持ち、には気を付けているが、それでも、失敗することは多い。母からしてみればこういう感情が入るんだ、と気づいたのは最近のこと。さらにうちの父がちゃちゃを入れるのがよろしくない。何かにつけて面白おかしくコメントするから、些細な一言で、気にしぃの母はびっくりして行動が制限される。今回は、たまたま母の外出中に私が到着したから、あらかじめ父には、絶対つまんないちゃちゃを入れないように、と念をおしておいた。
早速の、開封披露、「あらー派手じゃなぁい?!80過ぎてるのにさぁ!」という母に対して、すかさず父の一言が「歳なんて関係あらへん!」(うん、いい。)「こっちはAmazonで買ったん」と言って渡す私に対して、「あんた(母)の好きな色やん!」(うん、いいよいいよ。)お願い通り、しょうもない横やりは封印されている。青いボーダーを手にして、胸にあて鏡に見入る母に、「水兵さんやなっ!」の一言は余計だった。何か言わずにはいられない性格らしい。


