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『10(とお)まで かぞえられる こやぎ』を懐かしく思い出した50代主婦
交通量調査、というお仕事がある。道端で座って、カチッ、カチッと数えられてるのは、おそらく、車や人、その通行の量を調査されてるのだろうと思う。大抵は、気配を感じない程に、地味な存在なんだけど、今日、たまたま通りかかった時、いま、まさに、あなたをカウントしましたよ、というほど私が通り過ぎる瞬間にカチッと、音がした。
数えられちゃったんですよ
断りもしないでね。
いきなりですよ。
(笑)
というフレーズを思い出し、一人可笑しくなった。
こっちもおすすめ絵本→おちゃのじかんにきたとら The tiger who came to tea
『10までかぞえられるこやぎ』は息子たちが、幼稚園の読み聞かせかなんかで知って買った本。数を数えられるようになったこやぎが、出会う動物たちに、ボク数が数えられるんだよ、と披露していく。
数える、ってなぁに?
いたくない?
出会う動物たちが興味深げにたずねる。こやぎは次々、彼らを数えていく。モー、と泣くこうし、からかったのね、と怒るかあさんうし、うまにいたっては、
もじゃもじゃのちび!と、こうしを追いかける。
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息子たちはこのシーンで声を上げて笑ってた。
絵は林明子さん。はじめてのおつかい、こんとあき、おでかけのまえに、おふろだいすき、あさえとちいさいいもうと、おつきさまこんばんは、はじめてのキャンプ、、、何冊持ってるかしれない。自分の子供時代にすでに発行されている古さだけど、読んでもらった記憶はない。どれもこれも息子たちを通して出会った本たち。
作はアルフ・プリョイセンさん。小さなスプーンおばさんシリーズのノルウェー人作家。
数を数える、って妙に子供がハマる時がある。お風呂で100までね、という頃から、数字に魅せられる。息子たちも、この絵本のこやぎ同様、得意げに数を数えることを誇っていた時期がある。セサミストリートにもカウント伯爵、ってキャラが出てくるよね。数える、という魅力。
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