猫の慢性的な下痢ならグレインフリーのフードで解決するかもよ
ネコを飼い出して一番気を遣うのはトイレ問題だと思う。とにかく清潔でお願いしたい。無臭に近づけたい。粗相は絶対やめてほしい。当然お世話も簡潔に済ませたい。そんな気持ちで猫のトイレのことは徹底的に調べ上げた。まずトイレのスタイル。今どきは、昔からの固めてポイするタイプだけでなく、システムトイレという二段式のトイレがある。ポピュラーではないけど、電動ものもある。一応色々見たがちょっと現実離れしていたので、二択で考えた。
私はトイレを六つ持ってます。
I have six toilets.
アホちゃう?なんで6個も買ってんの?と自分でも思うが瞬く間に6個揃ったのだ。いや、揃ったのだ、って、全部自分で買ってんだから、揃えたのだ、が正しい。いきなり6個買ったわけではない、もちろん。まず最初に、子猫を二匹迎えるにあたって、トイレの数は猫の数プラス1です、と聞きかじった。ってことは三ついるのか。種類も大きさもスタイルもいろいろあったから、まずは子猫用を二つ買ってみようと、固めて捨てるタイプのトイレとシステムトイレをそれぞれ一つずつ買った。これが最初の2個。猫のおしっこは相当臭い、と実家での経験から神経をつかったが、まだ子猫のせいかほとんど臭いは気にならなかった。マメに掃除したし、ウンチもすぐに処理した。固める砂タイプ、システムトイレ、どちらも気にせず二匹は使っていた。でも、、なんとなく、、
固める砂タイプが好きみたい。
そこで固める砂の方向で進めるが、フード付きのトイレに目をつける。トイレに屋根かぁ、、何で囲うん?と思ってたが、ネコは砂かきをするのでトイレの外にバラバラと粉が舞う。フードはそれをしっかり受け止めてくれるのだ。さらに臭いが部屋に広がることも防いでくれる。ネコたちの体も大きくなっていくのだし、と大きめのフード付きを買う。ここで3個。最初のシステムトイレは倉庫に片付け、小さなトイレと大きな屋根付きトイレの二つを使っていくことにした。砂はベントナイトが固まりやすく、猫も掘り掘り楽しそうで、一気に買いだめた。二つのトイレに同じ砂が入っているが、フード付きが圧倒的人気。大きいし深いからと思われた。屋根の臭い対策も大きい。それなら、と、自作でドアもつけてみた。ドア、というかカーテンというか、出入り口に透明のテーブルクロスを切ってテープで貼った。小さい方は手狭になってきているし倉庫に片付けた。と、その頃、どうもウンチがベチャッとしていることが気になった。ジョルの方だ。元気いっぱい走り回ってるのになぁ、と気にしてなかったが、どんどんゆるくなって、お尻から血が出るようになった。ご飯の食べ過ぎかな、と調べると、エサをコロコロ変えると下痢するよ、というのが思い当たった。喜ぶかと思って色んなメーカーのいろんな味を試していたのだ。これは悪いことした、と、里親さんが食べさせていたピュリナワンに戻して、ご飯の時間も3時間以上は間隔をあけるようにした。と、数日でお尻の血は治った。ところが今度はアズの方がゆるいうんちになってきた。ウンチがゆるいと何が困るって、一匹がした砂の上をもう一匹がうっかり踏んづける。それが砂かきで散り、外にも飛び出たり、手足についたりする。
もうヒィィィーーー、ですよ。
誰かがウンチしたトイレでは他の子はしたがらない、だからトイレが複数個いる、っとネットで知ったが、違う意味でトイレが複数個欲しい。でも同じもの二つは大きすぎた。もう少し小ぶりで二つ、、、と探してカインズのドア付き屋根付きを見つけ二つ買った。これで5個。大きなのは倉庫に行った。しかしウンチはゆるい。ゆるいウンチはまず臭い!そして砂を汚す。血便まで出してたジョルは今やコロコロのかりんとうみたいなウンチ。本来ネコのウンチはそうらしい。砂にまみれるとさらに水分が取られて臭いも気にならないレベルにまでなる。あぁ、どうしてアズだけ下痢ウンチ。。。確かにアズの方がよくご飯を欲しがる。下痢のためかよく水も飲む。ネコのお腹の事情を調べるうちに、
ベントナイトの危険性を知る
マジかー、、でも思い当たる。なんか煙い感じというか咳き込む感じなんよね。砂ぼこりかなぁ、、やっぱりシステムトイレか?そうなると固める砂タイプの悪いところが目につき出した。煙いだけじゃない、使い始めて一週間ぐらい経つと砂が臭いだす。湿気を吸い込んで重くなるような。そんでおしっこもウンチも取るから一日中掃除してる感じ。で、そのゴミが重い。二週間ぐらいで全交換するとなるとゴミの量もすごい。一方、システムトイレ代表の花王が展開している、にゃんともシリーズは現代社会にマッチした作りになっている。二段式のトイレの上の段に木のチップを入れる。これはおがくずを圧縮し、防臭機能を加えたものらしい。下の段にはトイレシートをひく。ネコがチップの上でおしっこすると、チップは水分をはじき、消臭する、吸収はしない。スノコを通って下のシートに吸収される。飼い主が処理する必要はない。ウンチをするとチップをかけられたところごと取り去る。下段のシートは一匹だと一週間に一度取り替える。つまり手間が格段にへる。チップも二ヶ月ぐらいはそのままで大丈夫、とある。ベントナイトと違い、重くない。おしっこは何もしなくていいから捨てる量も少ない。
猫を初めて飼う時に、はこちら→ネコを初めて飼う人は、キャットフードと木質ペレットトイレの次に洗濯ネットが必須です
楽なのがいい
コスパはどうか?本当に交換頻度が減るならどちらかが極端に安い高いはなさそうだ。そこでにゃんともフード付きを買う。これで6個。カインズの双子は倉庫に行く。チップは一番細かいタイプにする。固まる砂に近いから喜ぶだろう、と考えた。ウンチもうまく隠してくれる。一気に安売りの日の揃えた。
もうこれで片付いた、と思われた
木質ペレットの存在を知るまでは。
木質ペレットというのは、固形燃料でストーブや暖炉に使われる。木を細かくし固めたもの。これを猫のシステムトイレの上部ににゃんとものチップの代わりに使うのだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/木質ペレット
粒の大きさはにゃんともの一番大きいタイプぐらいだ。にゃんとも純正のチップは吸水性はないのでいつまでも固いままだが、このペレットは水分を含むと一気に膨れ上がって粉々の木クズに戻る。猫のおしっこがかかるとそこだけ粉になる。そしてスノコの下のトイレシートに落ちていく。にゃんともは、おしっこがついたまま残るが、ペレットは下に落ちる。若干、残った粉はウンチの周りに付いて隠してくれる。
これが臭わない!
これまでのどの砂よりも臭わない。にゃんともは同じく木を固めたものでさらに防臭剤が入ってる猫砂専用製品なのに、このおがくずを固めただけのものの方が、ずっと臭わない。何故かは知らないが、水分を含んで崩れ下に落ちていくせいではないだろうか。いつまでもおしっこが上の段に残ってはいないからではないだろうか。そして木の香りがする。わざと付けた香料ではない。本来の木の匂いなのだ。そして最大のメリットが
超安い
にゃんともに限らず、システムトイレ用のチップは4リットルの袋が1000円ぐらいする。それがペレットの場合、五分の一の値段なのだ。33リットルで1700円、送料無料。
もう良いことずくめ。もう一生これでいこう、ぐらいの勢いで惚れこんだ。しかしアズのウンチはゆるいまま。
何かが消化出来ない体質では?
アズはうちに来てすぐに風邪をひいた。ジョルも鼻をぐずぐず垂らしていたので風邪がうつったと思われた。ただ、ジョルはすぐにケロッと元気になったが、アズはいつまでも変な咳、くしゃみ、が続いていた。病院の先生も、アレルギーのある子かも、と言ってたから、もしかしたら消化器にも何か弱いところがあるのかも。
グレインフリー
人間でもよく聞く。穀物不使用、というやつだ。つまり米、麦、とうもろこし、なんかを摂取しない。それがキャットフードにもある。ネコは本来、肉食動物。穀物を取る必要はない、、、なるほど説得力ある。全ての猫に合うフードは存在しない、というが、ジョルとアズ、別々のフードにするのは難しい。よし、二人ともグレインフリーに変えてみよう。
グレインフリーでしかも一歳未満、となるとただ一つ。結構高いなぁー。これまでのピュリナワンなら2キロで1500円、それがニュートロだと2キロで3500円、倍以上。まぁ、これで下痢が治るなら、、、、
すぐ治ったぁ!
食べてすぐコロンとしたウンチに!半日で効果出ました。肉食のフードだと臭いもすごいのか、と思ったけど、下痢ウンチとは比べものにならない普通のウンチ臭で、安心。
一歳まではこれでいきます。